人間的なタイプ

うつ病の発症には、人間的なタイプも関係していると考えられています。次に挙げるようなタイプの人が、うつ病を発症しやすいと言われています。該当するものがありましたら、ストレスを溜めやすいですから、日常生活に注意を払いましょう。

まじめ、几帳面でいつも何にでも完ぺきを目指す。

*他人任せにできない。

*職人気質で自分の能力の範囲できっちりと仕事をする。

*一つの物事に執着する。

*かたくなで柔軟性に欠ける。


*他人の評価に対して過敏に反応する。

*自己否定的な考えをする。

*悲観的な見方をしがちである。

*二者択一的で、白か黒、100点か0点というようにすべてを一辺倒に片づけようとする。

*優先順位の設定ができない。

*自尊心が低い。

*感情の表現が下手。

*自分の思っていることをなかなか口に出せない。季節性うつ病は、季節の変化によって発症する病気として、昔から注目されていたようです。


Filed under: 人間的なタイプ — 6:25:00

潜在的なうつ病予備軍

うつ病を原因とする自殺者が後を絶たず、さらに潜在的なうつ病予備軍が世の中に多く存在することは確実で、うつ病がどう日本の将来に影響を及ぼしていくか、非常に懸念されているところです。 うつ病は家族の行動パターンにも大きな影響を及ぼします。例えば、うつ病は夫婦間の口論が多くなると言います。うつ病の人の配偶者は、当人に対して苛立ちを感じる傾向があります。


全般的に、うつ病の人とその配偶者との相互関係では、怒りと敵意が通常よりも大きくなるのが特徴とされています。うつ病の治療で、精神療法が中心的となるのは、うつ病の程度が比較的軽度で、さらに環境、役割の変化や喪失体験といったストレスの原因がはっきりしている場合とされています。例えば、喪失体験の後のいろいろな感情体験が完了されず、中途で止まっていることがうつ病の原因になっていると考えられるケースがあるそうです。


Filed under: 潜在的なうつ病予備軍 — 4:00:00

四環系抗うつ薬

三環系抗うつ薬の次に開発された抗うつ薬が、四環系抗うつ薬になります。四環系抗うつ薬は、作用は比較的穏やかなのですが、副作用が弱く、高齢者や軽いうつ状態には使用しやすいという特徴を持っています。そして、最近開発された抗うつ薬がSSRIです。SSRIは、うつ病は脳内のセロトニンが欠乏したために発症するという考えが元になって開発された抗うつ薬です。SSRIは、従来の抗うつ薬にみられた副作用がきわめて弱く、その上うつ状態に対する効果は十分に認められる画期的な抗うつ薬と言われています。


セロトニンとノルアドレナリンだけでなく、それ以外のホルモンの分泌異常がある場合や食事から摂取する栄養素が欠乏してうつ病を患っている場合、抗うつ薬だけでは治癒できません。食生活が崩れ、生活状況が悪く、なおかつストレスを抱えていましたら、うつ病を誘発し、治らないのは当然と言われています。うつ病は、発症年齢も若年から働き盛りの年代まで、幅広い年齢層に見られる病気です。今日のように、うつ病が社会現象化してしまいますと、その経済的、社会的損失は、かなり深刻で膨大なものになると考えられています。


Filed under: 四環系抗うつ薬 — 20:49:00

精神療法

専門医のところには、薬を用いずに精神療法だけでうつ病を治療してほしいという要望がときどきあるそうです。特別な場合を除いてうつ病の急性期では、薬物治療の優先を原則とするという旨を伝えて、薬物治療をなるべく受け入れてもらえるようにしているということです。精神療法的なアプローチも必要とされていますが、特に初回の面接では、患者のプライベートな事情や心の中に深く関与するようなことは避けるのが一般的だとされています。


感情を深く掘り下げていくことにより、意識下にあるさまざまな葛藤が出てきて、反って不安が強くなる危険性があるのだそうです。うつ病の対応では、プライバシーに十分配慮する必要があります。他人に聞かれるかもしれないところでは、安心して話すことができないのは当たり前のことです。また、精神科や精神疾患については、相変わらず誤解や偏見が根強く残っており、隠したいという気持ちが強いことも否めません。プライバシーを守ることを伝え、安心させることが大切です。また、また、話したくないことは無理に訊かないようにすることが大切です。


Filed under: 精神療法 — 21:18:00

うつの治療

うつ病になる理由は、一つではありません。その人が持っている感受性や感覚、あるいは置かれている生活環境など、いくつかの要因が積み重なって、うつ病を発症すると考えられています。うつ病と関係のある要因を少しでも理解することにより、うつ病を予防したり、自覚する手がかりになると言われています。うつの治療は比較的簡単と言われています。薬を中心とした治療で、8割以上の人が2~3週間で回復に向かうそうです。


つまり、治療さえしますと、うつ病はそれほどの病気ではないのです。一番の問題は、うつ病の人の半分以上が治療を受けていないことなのです。その理由はいろいろあるようです。うつ病になりやすいのは、多くの場合、真面目で責任感の強い人で、自分の問題は自分で解決しようという傾向が強いこともその一つとされています。また、周囲の人も心の問題は医療の対象ではないと考える傾向があるようです。こうしたことから、治療が遅れたり、まったく治療されていないということが生じるわけです。

 


Filed under: うつの治療 — 0:18:00